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starlight kiss
第23章 右手に愛を、左手に光を。
「ん?あぁ…」

そうしているとスゥっとする感覚が姫紗の口内を侵していく。

「何か…ハッカ飴みたい…」
「メンソールだからだろうな」

そのまま抱きしめていた秋人。それに応えるように姫紗もまた、腕を回していた。


次の日、起きたのは姫紗のが早かった。そっと起こさないようにベッドから降りるとカメラを構えた。

カシャ…
カシャカシャ…

「何か…もったいないな…これ残しとくの」

そう呟きながらも撮ったばかりの写真を画面越しに見ていた姫紗はただそれだけでトクンと温かい心が生まれることが解る。

「秋人…」
「ン…あれ…」

横に姫紗が居ないことに気付いた秋人。
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