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第23章 右手に愛を、左手に光を。

「さっきの話…」
「え？」
「俺の嫌いな所っていうくだり。」
「？なんか…おかしかった？」
「そんなに俺の嫌いな所多い？」
「多いって言うか多かったよ。見てたい人だったけど実際縁なのか、運命の神様のイタズラか…私がハルのマネージャーやることになって。だけど何かいつも怒られて俺様で…すごい困ったこともあったもん。」
「……」
「でもね、私そんなハルのマネージャー辞めること出来なかった。」

俯いたまま姫紗は続ける。

「ハルが厳しいのはただ私のことを辞めさせたい訳じゃないんだって解ったから。それに冷たいって言うのは勝手な言い分。ハルの顔と秋人の顔が違うの当たり前だもん」