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第4章 新たな出会いと、心の出会い

信号で止まった時だった。後部座席に振り向いたハルはため息を吐いて車内音楽のボリュームを下げた。

「全く…男と２人きりの車ん中で寝るか？ふつう…」

そうして車は姫紗のアパートに着いた。

「おい姫？着いたぞ？」
「……」
「姫？」
「……‥」
「マジかよ…」

起こしても起きない…鍵のある場所など解らない…どうしたら良いのか…

「ﾊｧ…悪く思うなよ」

そういうと再びエンジンを駆けハルは自分のマンションに連れて帰る事にした。
少し走り、駐車場に車を止めると姫紗を抱き上げて自身の部屋に連れて行く。ベッドに寝かせると車に戻り２人分の荷物を持ち戻った。