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俺は貴方を愛してはいけない
第2章 アリッサ、下流貴族
そのまま息をつく間もなく、柔らかいキスが落とされる。
「ちょっと乱暴しましたね。すみません、つい」
今度は優しくしますから、と彼は言いながら私の手を引く。
天蓋付きのベッドが私を迎えてくれた。
いつもお姉さまばかり…私には何もなかったわ、ベッドですらただのベッド。
お姉さまだけが天蓋付きで、豪華なベッド。
彼がふぅ、とため息をつくのが聞こえた。
は、と私は顔を上げる。
いけないいけない、また自分の考えにふけっていたわ。
彼に集中しなければ。
「お嬢様、俺に名前を。そして、貴方様の名を俺に」
下さいませ、と彼は私の体を抱きしめながら言った。
きゅぅ、と胸が閉まる。
「私は、わたし、は―」
アリッサ、それは。
私の忌嫌う、お姉さまと異なる自分につけられた、名前―。
「あなた、は、そうね…リア、にしようかしら」
私の大好きな人の名前を彼に告げた。
もう、彼は私の手の届かないところに、私の姉の元へと行ってしまった。
…そもそも私と彼の身分には天と地ほどの差があったけど。
彼はにこり、と笑った。
そして―…
「アリッサ…俺は、俺だけは君を愛するよ」
ちゅ、と首の後ろにキスをした。
「ちょっと乱暴しましたね。すみません、つい」
今度は優しくしますから、と彼は言いながら私の手を引く。
天蓋付きのベッドが私を迎えてくれた。
いつもお姉さまばかり…私には何もなかったわ、ベッドですらただのベッド。
お姉さまだけが天蓋付きで、豪華なベッド。
彼がふぅ、とため息をつくのが聞こえた。
は、と私は顔を上げる。
いけないいけない、また自分の考えにふけっていたわ。
彼に集中しなければ。
「お嬢様、俺に名前を。そして、貴方様の名を俺に」
下さいませ、と彼は私の体を抱きしめながら言った。
きゅぅ、と胸が閉まる。
「私は、わたし、は―」
アリッサ、それは。
私の忌嫌う、お姉さまと異なる自分につけられた、名前―。
「あなた、は、そうね…リア、にしようかしら」
私の大好きな人の名前を彼に告げた。
もう、彼は私の手の届かないところに、私の姉の元へと行ってしまった。
…そもそも私と彼の身分には天と地ほどの差があったけど。
彼はにこり、と笑った。
そして―…
「アリッサ…俺は、俺だけは君を愛するよ」
ちゅ、と首の後ろにキスをした。

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