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俺は貴方を愛してはいけない
第3章 エドモンド、男爵
彼女は廊下の端で立ち止まり、こちらを見る。
部屋はこちらです、今鍵を開けますね、と柔らかい声で言う。

かちり、と音がして、ドアがあいたのが分かった。
私は彼女を強引に室内に連れ込み、床に押し倒す。

「貴様…何者だ」

やはりへらり、と笑って彼女は答えた。

「私…男なんですよ、ほら」

胸がないでしょう?
男性器もある、男なんです。
でも味は保証しますよ?

「…生憎俺にその気はない」

でしょうねぇ、とひどく艶めいた顔で微笑む。
最初に言いましたが、お金は取りません。
スパイでもございません。

「私と…」
一晩、おつきあいくださいませんか、
耳元で、甘ったるい声がはじけた。
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