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俺は貴方を愛してはいけない
第4章 無題
どうしてこんなに不機嫌なのかしら。
きれいな顔をそんな風に歪ませて。
もったいないわ。

「今日は何日かしら?ねぇ」

今日…彼がドレスの破片を拾いながらつぶやく。
そんなもの拾わないで早く私のところに来たらいいのに。

「…約束の、日か。デートの」

そうよ、だから私は「邪魔しに」来たの。
彼が苦い顔をする。
どうやらすっかり忘れていたらしい。

忘れていた挙句、よその男と情事にふけっていたらしい。
…なんだか無性に腹が立ってきた。
お仕置きが必要かしらね。

「サルヴァ」

私が彼につけた名を呼ぶと、彼はびく、と身をすくませる。
そんなに驚くような事してないじゃない、ひどいわ、まったく。

「…なん、ちょ、おいッ」

私は、ドレスの破片を拾っている彼のそばにかがみこむ。
は、としてこっちを見た彼をそのまま床に押し倒す。

「お仕置きが必要のようね?サルヴァ」
恐怖に歪むその顔を見ながら、何をしようかしら、と考えていた。
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