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俺は貴方を愛してはいけない
第6章 アリアンロット、魔女
階段をかつんかつんと降りていく。
今頃宿の店主は何をしているんだろうか。
…宿の主の見た目は若いが、れっきとした20歳である。
それなりに年食ってる。

「おい」
「おかえりなさ…なんだ貴方か。僕に何の用?」

よかった、誰もいなかった。
最後の一段を降り、ドレスの裾を引きずりながら彼に近づく。

「お前が招き入れた客人、だいぶ野蛮人だったぞ?」
「知ってたよ?最近彼には宿の代金払ってもらってないんだ。それで仕返ししてやろうと思って」

彼はにっこりと笑った。
あの人僕にも八つ当たりしてきたからねぇ、と殴られたらしいほっぺたをぽりぽりとかく。
さすっている所はちょっぴり赤くなっていた。

「招き入れたのが君ならば、落とし前はちゃんとつけるべきだと思うんだがな」

あたしは彼の目のある前に机の上に足を乗せ、彼に迫った。
彼はあたしの足を床に払いのけ、わかったよ行くよ、と不満そうな顔で返事をした。
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