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俺の幼い彼女
第6章 気持ち
二人ともソファーに座る。
俺はゆかりを見つめた。
スカートの裾を握りしめながら俯いて、話をなかなか切り出せないようだった。
黒のハイソックス、ありがとうございます。
そしていつもより捲れて見えている白い太ももが…ごちそうです。ていうか!
「ゆかり、そんなに握ったらスカート皺になっちゃう」
「あ!そ、そうだね!」
握りしめていることに気づいていなかったみたいだ。
手を離してもまだ拳を作っている。
ここで疑問なんだが、なんで女子はスカートの丈を短くするんだろうな?いや、こっちからしたら嬉しいことなんだけど…痴漢とかさ、視姦とかさ、警戒しないのかな。無垢なゆかりでさえ結構ミニにしてるからな…流行ってる?のかな?
いつか聞きたい。

学校に行くとき、ゆかりはツインテールを作る。
結構高めで後ろの方に結んでいる。
これがまた可愛らしい。
とても似合っている。
だが、今日はまだツインテールを作っていなかった。
「えっとね…」
「うん」
突然ゆかりが口を開いた。
「ひでちゃん、昨日、何してたの?」
昨日…
そりゃ、忘れられないことだけど…
「お、屋上で景色を…みてた」
嘘下手すぎ!!
「ほんと?」

ほら!!!

いや!待って!めっちゃ焦る!
どうしよう。
いや、聞かれて当然って話なんだけどさ。
いやー…どうしよう。
ゆかりがさっきとは違って真っ直ぐこっちを見ている。
変な汗が出てくる…
えっと、えっと
「ゆかり、い…いらないのかなって…」
え!?
なんでそうなる?
「それは絶対ないから!」
もう…なんで?
わからん。
「だってだって…ゆかりいなくても…ゆかりじゃなくってもいいんじゃん!」
言いながらゆかりの目が涙でいっぱいになっていく。
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