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俺の幼い彼女
第6章 気持ち
「えっと…興奮って…?」
必殺!赤面+上目遣い+涙で見つめてきた。
その仕草は反則だよ。
息子が起きちゃう。
「その、あれだよ、あれ…」
「ふーん…」
このネタはまずかったかな。
「どうしてもお近付きになりたくてね、今度会ったら長く話そうって決めてたんだ」
「ゆかりもだよ」
「ほんと?」
「うん!ほんと!」
可愛らしい満面の笑みで答えてくれた。純粋に可愛い。可愛い。可愛い。
「そしたら次の日会えたね。もしかしたら結構な頻度で会ってたのかもね」
「ねー」
「俺の家を教えてさ、招くつもりはなかったんだけど、雨が降っちゃってね。寒かったし」
「でも案外近かったよね!目と鼻の先!」
俺のマンションから200mくらいでゆかりの実家に着く。
「そうそう、それから毎日のように遊んだね。いつの間にかゆかりのお母さんには彼氏って認識になっちゃってさー」
「あはは!お母さん早とちりの名人だから!」
「うれしかったけどね!結局2ヶ月しか友達やらなかったね。と言ってもそれから何か変わったわけじゃないけど。」
「ゆかり、付き合ったこと一回しかなかったもん!わかんないよー」
アヒル口でぶりっこしてる姿も超絶可愛い。
「俺は、恋人だしいろいろしたい。でも、ゆかり拒むんだもん。」
「恥ずかしいんだってば!ば、ばか!」
「ごめんなさい…あははっ痛い痛い!」
ポカポカ拳で叩いてきた。
ほんとは全然痛くないけどね。
幸せなひとときだ。
あれ?
ちょっと待て?
今、
「時間!」
「やあ!!過ぎてる!行かなきゃー!いってきまーす!」
あー…ツインテールないのかー。
じゃなくて!
「気を付けてな!…キスは?」
駄目元で聞いてみる。
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