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俺の幼い彼女
第9章 挿入
「えええっやだやだやだー!!」
じたばたと暴れて突き放そうとする。今度は素直に従わないよ。
「いいじゃん、俺が幸せなの」
「ううう…絶対くさいよ…ひでちゃんのばか…」
最後の方は消えいるような声だった。それがまたそそられる。
「そういえばお父さんじゃなくなったの?」
俺は、埋めていた顔をあげて至近距離でゆかりを見つめると、バッチリと目があった。でもすぐ逸らされてしまった。
「お、とう……おとう…しゃ…ん…」
「じゃあさ"ゆかり、ひでお父さんが好き"って言って」
ええ!と大きく動揺して、顔が更に赤くなる。
「ゆかり…その……ひで、お、とうしゃんが…す、き…」
"ゆかり"以外は小さすぎてよく聞こえない!
「"ひでお父さんじゃなきゃ嫌だ"」
もうやめてーと言わんばかりにぎゅうっと目を瞑っている。
「ひ、ひでおとう、おと、うさん…じゃなきゃ、じゃなきゃ、嫌だ…」
泣きそうな声で言う。我慢できず、手で顔を隠したので、ソファーのときみたいに拘束する。
「ひゃあん!」
ゆかりの良い匂いが鼻をくすぶった。本当にいい匂いだ。えっちな気分にもなる。
「そうだ、ゆかり、さっきの気持ちよかった?」
若干間を置いてから頷きを打ってくれた。安心したー。相変わらず目は固く閉ざされてるけどね。
「じゃあさ、ここから先にいってもいい?」
ゆかりは目を閉じたまま、
「痛い、かな」
今にも泣きそうな声で呟く。
少しでも安心させるよう、頭を撫でながら優しく言う。
「無理だったらやめような」
こういうときに限って、上手い言葉が見つからないものだ。
「とっところでさ、私、全然そういうの、わからなくって。。何したらいいの?」
胸の前で手を組んだので、上から手を重ねてぎゅっと握った。
「力を抜いてて」
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