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Desire エピソード2 ~公開恥辱的診察~
第4章  まさかの遭逢 ー 衝撃事実 ー
突然の問診を終え、二人の医師は特室を出て行った。

大きなため息をつく春香
「ふーー」
そして、もう一人
存在感を消し、ずっと室内にいた新人看護師の秋奈
一言も発する事のなかった、秋奈が大きな声を上げた
「はぁぁ...緊張したー」
「ふふふっ、なんで秋奈ちゃんが緊張してるわけ?」
「だってー私、福嶋教授って苦手なんですよ!怖くないですか?」
「まあ、確かに...」
「でも、まさか春香さんがお知り合いとは...びっくりです」
「私がびっくりよ!まさかの再会で、しかも、総士君のお兄さんにまで会うなんて」
春香は秋奈に、4年前の事を説明した。
...
秋奈が神妙な顔つきで話し出す
「てっことは、その教え子さんのお父さんである、福嶋教授が春香さんに恨みをもっている可能性が、まだあるってことですよね」
「えっ!..確かにそうかも..だけど...」
秋奈の一言は、春香を不安にさせる
「もしかしたら、実習中にその恨みを晴らすとか?」
「えっ!」
固まる春香
すると突然、秋奈が声を上げた
「やだっ、そんな...ああ怖いっ!」
目をつむり、身震いする秋奈
「ねっ、秋奈ちゃん!あなたどんな想像してるのよっ」
「あぁぁ..なんてことっ..ひどいっ...」
何かに憑りつかれたように、震える秋奈
「ねえ、秋奈ちゃん!お願い...目を開けてよっ」
...
「あっ!春香さん」
目を開け、正気に戻った秋奈
「あっ!じゃないわよっ」
「ごめんなさい、私、妄想癖が酷くて..一度入り込むと抜け出せなくなるんです」
「どんな癖よっ!私なんか、背筋が凍りつく思いしたわよ」
「すいません」
「秋奈ちゃんの妄想では、私は一体どんな目に合ったわけ?」
「そんな恐ろしい事、とても言えませんよ」
秋奈の顔が青ざめていた
「ええーーー!そんなに酷いことなの?」
春香の顔から、血の気が引いていった。
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