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第5章 　至極の恥辱感　ー 肛門検査 ー

お尻洗浄を終えた春香は、身なりを整えて、秋奈と共にトイレから出る
そして、肛門鏡検査を受けるため診察台に戻る。

春香の突然の排便と、お尻洗浄待ちをしていた学生達の視線が、春香に向けられる
甲高い放屁音と、激しい脱糞音を聞かれた春香に、羞恥心が蘇る
”そんなに見ないでよ”
春香は頬を赤らめ、学生達と視線を合わせないように、診察台へと進んだ。

診察台に戻った春香は、前方にあるワゴンの上にある物を見て驚愕する
「えっ！これって...」
言葉に詰まる春香
春香の目に映ったのは、ハンディータイプのビデオカメラだった
春香の視線が、ビデオカメラに向いているのを見て、智士が話し出す
「ああ、これ？カッコいいでしょ！小型だけど高性能なんですよ」
「いや、そういう事じゃなくて...もしかして、ずっと撮ってたんですか？」
「ええ、そうですよ。教材用ですから」
悪びれる事無く答える智士
「そっそんな事、聞いてないですよっ！」
鼻息荒く話す春香
「あれっ、同意書にサインしましたよね？」
「えっ！はい...」
「ちゃんと読みましたよね？」
「えっ！いや、あの...」
同意書の内容を見ていなかった春香は口ごもる
...
そこに、福嶋教授から声が掛かる
「海野さん、ビデオは私が管理しますので、ご安心下さい」
「いや、でもっ」
「私の許可なく、持ち出される事はありませんから」
「でも...」
「もしかして、私が信用出来ないとでも？」
怪訝な顔をする福嶋教授
普通にしていても怖いのに、さらに怖さが増す
「いやっ、そういう事ではなく...」
春香の声が小さくなる
「では、撮影を了承頂けますよね？」
「あっはいっ！どっどうぞ...」
春香は、福嶋教授の持つ空気に呑まれ、ビデオ撮影を了承してしまうのだった。