この作品は18歳未満閲覧禁止です
紅い首輪
第3章 3
そこからは着々と話がまとまり、
2週間後の日曜、有希の住む市で
集まることが決まった。
チャットを閉じたあともドキドキと
胸の鼓動がしばらくおさまらなかった。
(紅さんに会えるんだ…)
特別に話をするわけでもない、
まして、面識もない紅にどうしてこれほど
心惹かれるのかまったく分からなかったが、
有希は今から何を着ていこうか、と
頭を巡らせた。
そして、何も起こらないと思いつつも
新しい下着を買おうと翌日のバイト後の
予定を立てたのだった。