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第15章 ゆりこと美紀

「は、はい！！」

正樹はゆりの激しい怒りに

恐怖を感じて…

そして…自分を信じて

待ち続けたゆりこに…

心から詫びを入れた。

「正樹さん、ゆりこさん、
必ず…幸せになるのよ？
分った…？」

「はい…」

二人は丁重にゆりにお礼を言って

その場を去っていった。

「お幸せにね…」

ゆりはそう呟いて後を

振り返り…

「一平君？
雄二君？」

と二人を睨み付けた。

「良いわねぇ…
美紀さんをレイプして
やりたい放題…
さぞ…気持ち
よかったでしょうねぇ？

二人とも！！
そこへ並びなさい！！
竜さんもです！！」

「は、はい！！」

三人はゆりの前に並んだ。

ゆりは一平と雄二が

芝居であれ自分をレイプした

二人をにらみつけた。

「あなた達…
やりすぎですよ？
大体ね？
私を抱いておきながら…
他の女性を乱暴するなんて…
どういうつもりかしら?」

怖い顔で一平と雄二を

覗き込むゆり…

「ご、ごめんなさい…」