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第27章 柚木と真美

「真美さん！雄二から手を引きなさい！」

「冗談じゃないわよ！！なんで私が雄二を諦めなきゃいけないわけ？
柚木さんこそ…雄二を諦めたら？」

「あら…
私は以前から雄二とお付き合いしてたわよ？
真美さんが後から私達の間に割って入って雄二を横取りしたのでしょう？」

「ちょっと！！
人聞きの悪いこと言わないでよ！！
大体ね…雄二が貴方を抱きたいと希望して…
それをあなたが拒否したから雄二は困っていたのでしょう？
それを私と出会って私が雄二を立ち直らせた。
付き合っているなら、雄二が好きなら抱かせてあげても良いじゃない？」

「何よ！！
SEXだけが男女の関係ではないのよ？
私と雄二は少しづつ…
良い関係を持っていたの。
あのときだって私は雄二を嫌いになったんじゃないわ！
ただびっくりしただけよ？」

「大学生にもなって抱かれそうになって
びっくりするほうがお子様なのよ！」

「私は貴方みたいに男をあさっていないのよ？」

「何ですって？！！昔の私を知らないくせに！！」

「昔がそうなら今もそうじゃない？」

「あんた…やる気なの？？」

「やる気？？」

真美と柚木は凄い目をしてお互いにらみ合った。

良と一平はその迫力にびびりまくり震えている。