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淳、光と闇
第9章 淳、屈辱の夜
次の日…
淳は汽車に乗ってある街へ来た。
そこは淳が初めて訪れた町。
「静かで良い所ね。」
街中を散策しながらある喫茶店へ入り
休憩することに。
そこではオリジナルのコーヒーを
客の目の前で落として出してくれる。
「美味しい…」
淳はコーヒーを飲みながら一息入れた。
色んな事があった。
看護師の仕事、竜馬との出会い。
省吾との出会い、そして武との別れ。
「私…疲れているのかな?」
そんな事を思いながらコーヒーを飲む。
飲んでいるうちに淳はなんだか
意識が遠のいていく。
「あら?」
何とか頑張ったものの
意識が遠のいていくのを防げない。
「私…もしかして…?」
そう思いながら淳は気を失ってしまった。
「やっと眠ったぜ?兄貴…」
「結構しぶとい女だったな。」
二人の会話が遠くに聞こえてきた。
「あれ?」
淳が目を覚ますとそこは薄暗い部屋。
「ここは?」
「目が覚めたかい?
お姉さん…」
「ここは?」
淳が目を覚まして起き上がろうとすると
体の自由が利かない。
「え??」
慌ててみると自分は縛られていて
下着だけになっている。
「私!!」
顔を上げると見知らぬ男が二人
ニヤニヤしながら立っている。
「え?貴方達は??」
「気がついたかな?
お客様…」
「マスター…とバーテン??」
淳はコーヒーに薬を混ぜられて
眠らされていた。
そして地下室らしい部屋で下着だけにされていた。