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淳、光と闇
第11章 片羽の天使
恵は手術を受けた。
結果…恵は両方の腕を失ってしまった。
母が病室へ入ると恵は
「ママ、恵は…
腕を両方なくしました。
でも、仲間がいるから…
安心して…
そして幸せになって…」
しっかりと母に恵は告げた。
「恵ちゃん…元気でね…」
母は病室を出ようとしたとき
「この…大馬鹿者が!!」
ステッキで母を殴る音がした。
騒ぎを聞いて淳、結花、ゆりが
駆け寄ってくる。
「貴方は…どちら様?」
「あ!!旦那様!!」
「え?旦那様??」
結花とゆりが淳を見た。
しかし、それに構わずに省吾は
「この…馬鹿者が!!
お前はそれでも…人の親か??
それでも…人間か?
あの子の姿を…お前さん見ただろう?
それでも…ここを立ち去れるのか!!」
物凄い迫力で怒鳴る省吾…
優子が淳から途中経過を聞いて
竜馬が省吾に相談に行っていたのだ。
省吾の怒りは収まらない…
「き、貴様は…
人の面を被った鬼だ!!
鬼なら…この省吾が…成敗してくれる!!」
阿修羅と化した省吾は母をののしった。
「おじいさん、待って…」
「何!!」
省吾が後ろを振り向くと恵が
省吾の着物を口で咥えて離さない。
「おじいさん、ママを…苛めないで…」
涙を流しながら恵は省吾に訴えた。
省吾は恵を見つめている。
「おじいさん、ママはね…
今、新しい家族と一緒で幸せなの…
だから、そんなところへ恵が行っても
幸せにならないの…
だから…恵は…恵は…」
涙をぽろぽろと零して恵は必死で
耐えていた。
「この…野郎…!!」
遂に結花とゆりが我慢の
限界を超えて母に飛び掛かった。
「恵ちゃんが…
どんな想いで…
今の言葉…
言ったと思ってるの?
あんた…親の癖に…
大人の癖に…
自分の事しか…
自分の幸せの事しか…
考えていないのか?
お前…それでも…人間か?
それでも…母親か?
お前みたいな親はいない方が
恵ちゃんは幸せだ!
殺してやる…」
結花とゆり…
本気で目が殺意に満ちている。
結果…恵は両方の腕を失ってしまった。
母が病室へ入ると恵は
「ママ、恵は…
腕を両方なくしました。
でも、仲間がいるから…
安心して…
そして幸せになって…」
しっかりと母に恵は告げた。
「恵ちゃん…元気でね…」
母は病室を出ようとしたとき
「この…大馬鹿者が!!」
ステッキで母を殴る音がした。
騒ぎを聞いて淳、結花、ゆりが
駆け寄ってくる。
「貴方は…どちら様?」
「あ!!旦那様!!」
「え?旦那様??」
結花とゆりが淳を見た。
しかし、それに構わずに省吾は
「この…馬鹿者が!!
お前はそれでも…人の親か??
それでも…人間か?
あの子の姿を…お前さん見ただろう?
それでも…ここを立ち去れるのか!!」
物凄い迫力で怒鳴る省吾…
優子が淳から途中経過を聞いて
竜馬が省吾に相談に行っていたのだ。
省吾の怒りは収まらない…
「き、貴様は…
人の面を被った鬼だ!!
鬼なら…この省吾が…成敗してくれる!!」
阿修羅と化した省吾は母をののしった。
「おじいさん、待って…」
「何!!」
省吾が後ろを振り向くと恵が
省吾の着物を口で咥えて離さない。
「おじいさん、ママを…苛めないで…」
涙を流しながら恵は省吾に訴えた。
省吾は恵を見つめている。
「おじいさん、ママはね…
今、新しい家族と一緒で幸せなの…
だから、そんなところへ恵が行っても
幸せにならないの…
だから…恵は…恵は…」
涙をぽろぽろと零して恵は必死で
耐えていた。
「この…野郎…!!」
遂に結花とゆりが我慢の
限界を超えて母に飛び掛かった。
「恵ちゃんが…
どんな想いで…
今の言葉…
言ったと思ってるの?
あんた…親の癖に…
大人の癖に…
自分の事しか…
自分の幸せの事しか…
考えていないのか?
お前…それでも…人間か?
それでも…母親か?
お前みたいな親はいない方が
恵ちゃんは幸せだ!
殺してやる…」
結花とゆり…
本気で目が殺意に満ちている。