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淳、光と闇
第11章 片羽の天使
悔しかった…悲しかった…
子供が親の幸せを考えて必死で
耐えているのにこの親は…
「駄目!!結花!ゆり!
やめなさい!!」
淳が必死で止めた。
「恵…うちに…帰ろう…」
「え??」
そこには武雄の父が立っていた。
父は省吾に一礼すると
「恵、遅れてすまない…
一緒にママとパパのところへ帰ろう…」
「そうだよ…恵…」
「え??武雄??」
「へへへ…俺も知らなかった…
恵が妹だって事…
知っていれば…もっと大事にするんだった。」
「そうだよ、武雄…
恵をいじめすぎ!!」
「わりい、わりい…
さぁ、傷が癒えたら…
一緒に帰ろう…」
「貴方…武雄…」
母はその光景を信じられないと言う
表情で見ている。
「これで…分ったかしら?」
淳が母の肩に手を置いて
「親は…いつまでも親よ…
そして家族はいつまでも家族なの…
これで…分ったでしょう?
これからは…今までの分…
恵ちゃんと家族で幸せに暮らすのよ?」
「私…恵…ママを…?」
「最初から許してる…
それとね…パパ、武雄…
悪いけど…恵は一緒に暮らせない…」
「ど、どうして…」
「考えても見てよ…
恵は…癌なのよ?
癌を治療しなくちゃ…
それに…助からないかも…??」
ぺろっと舌を出して恵は笑った。
「ば、馬鹿ぁ!!」
ゆりが恵を抱きしめて
「恵ちゃんの癌は…
私達が必ず直すわよ!!
だから…安心して…」
泣きながら恵を抱きしめて母に
「あんたなんかに…
恵ちゃんは渡さない…
絶対に…」
結花と共に物凄い形相で母を睨みつけた。
子供が親の幸せを考えて必死で
耐えているのにこの親は…
「駄目!!結花!ゆり!
やめなさい!!」
淳が必死で止めた。
「恵…うちに…帰ろう…」
「え??」
そこには武雄の父が立っていた。
父は省吾に一礼すると
「恵、遅れてすまない…
一緒にママとパパのところへ帰ろう…」
「そうだよ…恵…」
「え??武雄??」
「へへへ…俺も知らなかった…
恵が妹だって事…
知っていれば…もっと大事にするんだった。」
「そうだよ、武雄…
恵をいじめすぎ!!」
「わりい、わりい…
さぁ、傷が癒えたら…
一緒に帰ろう…」
「貴方…武雄…」
母はその光景を信じられないと言う
表情で見ている。
「これで…分ったかしら?」
淳が母の肩に手を置いて
「親は…いつまでも親よ…
そして家族はいつまでも家族なの…
これで…分ったでしょう?
これからは…今までの分…
恵ちゃんと家族で幸せに暮らすのよ?」
「私…恵…ママを…?」
「最初から許してる…
それとね…パパ、武雄…
悪いけど…恵は一緒に暮らせない…」
「ど、どうして…」
「考えても見てよ…
恵は…癌なのよ?
癌を治療しなくちゃ…
それに…助からないかも…??」
ぺろっと舌を出して恵は笑った。
「ば、馬鹿ぁ!!」
ゆりが恵を抱きしめて
「恵ちゃんの癌は…
私達が必ず直すわよ!!
だから…安心して…」
泣きながら恵を抱きしめて母に
「あんたなんかに…
恵ちゃんは渡さない…
絶対に…」
結花と共に物凄い形相で母を睨みつけた。