この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淳、光と闇
第13章 小さな卒業式
次の日、目を真っ赤に
腫らして淳は詰所に現れた。
「淳ちゃん、どうしたの?」
「まさか…雄二に…?」
「あの野郎…やっぱり…」
それを聞いた淳は
「ち、違うの…」
大慌てで否定して結花とゆりに詳細を話した。
二人は話を聞いて
「それは…辛いね…」
と同情してくれた。
そばで事務を取りながら
さゆりが黙って話を聞いていた。
「淳ちゃん、どうしても…
施設の講師を続けたいの?」
「はい…私は…
あの子達とまだまだ学ぶことがあります…」
「そう…一度院長に相談してみようか?」
さゆりは院長に話を持って行った。
院長はおおいに感動して
「わかった…
私から…その竜馬さんと言う
人物に会って話をしてみよう。」
そう言ってくれた。
院長は竜馬と初めて会合を持ち、
現在淳が思っている事を強く訴えた。
院長は子供達への想いが
いずれは淳を育てる事を
知っていたので協力は惜しまなかった。
竜馬は優子と二人、話を聞いて
「しかし、私達も
ビジネスでやっているのです。
個人的な感情を
優先させる訳にはいきません。
どうしても講師をと言うなら
やはり再契約が必要でしょう。」
竜馬も優子も淳の気持ちは痛いほど分かる。
しかしビジネスと言う形の中で行っている事は
私情を優先させてはいけない。
二人はあえて院長の話を断った。
腫らして淳は詰所に現れた。
「淳ちゃん、どうしたの?」
「まさか…雄二に…?」
「あの野郎…やっぱり…」
それを聞いた淳は
「ち、違うの…」
大慌てで否定して結花とゆりに詳細を話した。
二人は話を聞いて
「それは…辛いね…」
と同情してくれた。
そばで事務を取りながら
さゆりが黙って話を聞いていた。
「淳ちゃん、どうしても…
施設の講師を続けたいの?」
「はい…私は…
あの子達とまだまだ学ぶことがあります…」
「そう…一度院長に相談してみようか?」
さゆりは院長に話を持って行った。
院長はおおいに感動して
「わかった…
私から…その竜馬さんと言う
人物に会って話をしてみよう。」
そう言ってくれた。
院長は竜馬と初めて会合を持ち、
現在淳が思っている事を強く訴えた。
院長は子供達への想いが
いずれは淳を育てる事を
知っていたので協力は惜しまなかった。
竜馬は優子と二人、話を聞いて
「しかし、私達も
ビジネスでやっているのです。
個人的な感情を
優先させる訳にはいきません。
どうしても講師をと言うなら
やはり再契約が必要でしょう。」
竜馬も優子も淳の気持ちは痛いほど分かる。
しかしビジネスと言う形の中で行っている事は
私情を優先させてはいけない。
二人はあえて院長の話を断った。