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淳、光と闇
第13章 小さな卒業式
院長もその辺は十分承知の上で話をしている。
故に険悪な雰囲気にはならなかった。
三人は
「確かに淳ちゃんの気持ちは分かるが…」
お金が動ない事では何も出来ないのだ。
「本当にそうだろうか?」
そこへ口を入れた者がいいた。
「あ!!旦那様…」
淳が立ち上がろうとすると
「淳ちゃん、そのままそのまま…」
と淳を抑えて省吾は三人に
「世の中にはビジネスと言う物があり
それはお金と言うものを
中心に動いている。
誰もがお金を
手に入れたくて仕事をこなし
取引をして会社を成り立たせる。
しかし、いずれを
動かすのもそれは人なんです。
人が動かなければ
取引は成立しないし
お金も動かない。
よって…商売は成立しない。
しかし、人が中心である以上は
そこには情と言うものが入ってくる。
信用と言うものは
情によって成り立っていると
言っても過言ではない。
今回の件は淳が
生徒達と真剣に向き合って
真剣に取り組んだ結果
生まれた問題だ。
問題なのは淳と
生徒達との信頼関係。
小さな子供達が大きな信用を…
信頼を淳に向けて預けている。
大人の都合で無限の可能性のある
子供達の…夢を信頼を…
取り上げて良いものだろうか?
施設長、継続は
考えていないのかね?」
省吾は施設長に聞いた。
「はい、考えてはいるのですが…
経費がかかります。
それでなくても経費は削られて
ギリギリでやっています。
今回講師が足りないので仕方なく
契約しましたがこれ以上は…」
悲しそうに施設長は言った。
「院長は淳が今後も
講師を続ける事には
賛成なのかね?」
「私は子供達の為、淳君の為に
講師を続けることを望みます。
それはお互いが人として大きく
飛躍する為に必要な事です。
病院側も資金面で協力したいのですが
直接の医療と関係ないので
なかなか難しい面があります。」
「そうか…
では竜馬君は二人の話を聞いて
どう思うかね?」
故に険悪な雰囲気にはならなかった。
三人は
「確かに淳ちゃんの気持ちは分かるが…」
お金が動ない事では何も出来ないのだ。
「本当にそうだろうか?」
そこへ口を入れた者がいいた。
「あ!!旦那様…」
淳が立ち上がろうとすると
「淳ちゃん、そのままそのまま…」
と淳を抑えて省吾は三人に
「世の中にはビジネスと言う物があり
それはお金と言うものを
中心に動いている。
誰もがお金を
手に入れたくて仕事をこなし
取引をして会社を成り立たせる。
しかし、いずれを
動かすのもそれは人なんです。
人が動かなければ
取引は成立しないし
お金も動かない。
よって…商売は成立しない。
しかし、人が中心である以上は
そこには情と言うものが入ってくる。
信用と言うものは
情によって成り立っていると
言っても過言ではない。
今回の件は淳が
生徒達と真剣に向き合って
真剣に取り組んだ結果
生まれた問題だ。
問題なのは淳と
生徒達との信頼関係。
小さな子供達が大きな信用を…
信頼を淳に向けて預けている。
大人の都合で無限の可能性のある
子供達の…夢を信頼を…
取り上げて良いものだろうか?
施設長、継続は
考えていないのかね?」
省吾は施設長に聞いた。
「はい、考えてはいるのですが…
経費がかかります。
それでなくても経費は削られて
ギリギリでやっています。
今回講師が足りないので仕方なく
契約しましたがこれ以上は…」
悲しそうに施設長は言った。
「院長は淳が今後も
講師を続ける事には
賛成なのかね?」
「私は子供達の為、淳君の為に
講師を続けることを望みます。
それはお互いが人として大きく
飛躍する為に必要な事です。
病院側も資金面で協力したいのですが
直接の医療と関係ないので
なかなか難しい面があります。」
「そうか…
では竜馬君は二人の話を聞いて
どう思うかね?」