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淳、光と闇
第15章 淳とレッドスコルピオン
「あ、ありがとうございます。」
「そのコートはあげるから…
返さなくても良いよ…」
「え?良いのですか?」
「構わないよ…
それより早く帰りなさい…
ここは、夜は危険だから…」
「はい…」
淳はコートを着て小走りで走り出して
途中で振り返り頭を下げた。
女性はそんな淳をじっと見ていた。
寮に帰ると淳は
襲われたショックで
体がガタガタと震えた。
しかし、赤いコートを見て
「素敵な人だったな…」
そう思った。
「一体…誰だろう?」
淳には見覚えがない。
特徴と言えば目の下のほくろと
右手の小指がないことくらいだ。
「また会えるかな?
今度はちゃんとお礼しよう…」
次の日は看護師の仕事は休みなので
竜馬の会社の出勤日だ。
淳は昨日の事件の事を忘れようと
会社に出勤した。
その時にあの赤いコートを着て
出勤する。
「へへへ…格好良い…」
自慢げにコートを着て
「おはようございます!!」
と元気に事務所に入っていった。
「淳ちゃん、おはよう。」
優子が書き物の手を止めてにこやかに
淳を見て顔色が変わった。
そして淳に
「淳ちゃん、
ちょっと来なさい!!」
いきなり険しい表情になって淳を
事務所から連れ出した。
「主任…何処へ行くのです?」
「御仕置き部屋よ。」
「は、はいぃぃ??」
淳は何故自分が御仕置き部屋に
連れて行かれるのかが
理解できないでいる。
「主任、私…
何もしていませんよ?」
「そうね…何もしていないわね。」
「では何故
御仕置き部屋なんです?」
「あそこは…二人っきりで…
話が出来るから…」
真剣な表情の優子はお仕置き部屋に
淳と二人、入っていった。
「そのコートはあげるから…
返さなくても良いよ…」
「え?良いのですか?」
「構わないよ…
それより早く帰りなさい…
ここは、夜は危険だから…」
「はい…」
淳はコートを着て小走りで走り出して
途中で振り返り頭を下げた。
女性はそんな淳をじっと見ていた。
寮に帰ると淳は
襲われたショックで
体がガタガタと震えた。
しかし、赤いコートを見て
「素敵な人だったな…」
そう思った。
「一体…誰だろう?」
淳には見覚えがない。
特徴と言えば目の下のほくろと
右手の小指がないことくらいだ。
「また会えるかな?
今度はちゃんとお礼しよう…」
次の日は看護師の仕事は休みなので
竜馬の会社の出勤日だ。
淳は昨日の事件の事を忘れようと
会社に出勤した。
その時にあの赤いコートを着て
出勤する。
「へへへ…格好良い…」
自慢げにコートを着て
「おはようございます!!」
と元気に事務所に入っていった。
「淳ちゃん、おはよう。」
優子が書き物の手を止めてにこやかに
淳を見て顔色が変わった。
そして淳に
「淳ちゃん、
ちょっと来なさい!!」
いきなり険しい表情になって淳を
事務所から連れ出した。
「主任…何処へ行くのです?」
「御仕置き部屋よ。」
「は、はいぃぃ??」
淳は何故自分が御仕置き部屋に
連れて行かれるのかが
理解できないでいる。
「主任、私…
何もしていませんよ?」
「そうね…何もしていないわね。」
「では何故
御仕置き部屋なんです?」
「あそこは…二人っきりで…
話が出来るから…」
真剣な表情の優子はお仕置き部屋に
淳と二人、入っていった。