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淳、光と闇
第17章 咲とおしゃれと美紀
さゆりは
「いいですか?
咲ちゃんは一度同じ事をして…
更正の余地があると判断して
許しましたが…
今の話を聞くと…
私に見つからなければ良い
と、言うお話でした。
つまり、それは規則と言うものを
ないがしろにすると言う事です。
規則を守れない看護師は
看護師ではないしここでは…
いりませんよ?」
厳しい言葉に四人は言葉を失った。
「咲ちゃん…」
咲は顔に手を当てて泣いていた。
「私…もう…駄目だ…」
さゆりがいなくなって三人は
咲をなだめながら策を考えた。
「咲!!お前、なんで…
規則を破ったの?」
「だって…ブルーの下着を着ければ…
浩二が喜ぶ…」
「はぁ?
あんた仕事中に彼氏に下着見せるの?」
「それは…」
「あぁぁあ…」
結花が頭を抱えた。
「あらら…」
流石の淳も手の打ちようがない…
「咲!!あんた!!
検査室で浩二君と一体何してるわけ??」
美紀が咲を睨みつけた。
「… … 」
「白状しなさい!!」
「あの…たまに…
抱いてもらってた…」
「あらぁぁ…」
結花と淳は頭を抱えて
「参った…」
その日非番だったゆりも交えて
咲を救うべく会議が寮で開かれた。
他の課の看護師には内緒にしなければいけない。
話が広がれば…
咲は本当にここにいられなくなる。
「相手が看護師長なのはまずいわね。」
美紀は思案を重ねる。
ここでは姉御の美紀も相手がさゆりでは
相手が悪すぎる。