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淳、光と闇
第18章 淳、命の重さ
すでに白血病は末期。

名前は雄太。

15歳だ。

「すぐに集中治療室の準備。
24時間体制で雄太の監視だ。」

医師は看護師達に指示を出す。

さゆりは淳に

「貴方が担当として
看護しなさい。」

「はい!!」

淳は毎日雄太の看護を行っている。

毎日、日勤の朝には顔を出して

「雄太、おはよう!!」

と元気に挨拶をする。

「あ、先生!!
おはようございます!!」

「こら、ここでは
淳さんと呼びなさい!!
お姉さんでも良いわよ?」

「お姉さん??
む、無理…」

「何でよ?」

「だって…
お姉さんって優しい人。
先生は…?」

「雄太!!
それ以上言ったら…」

「わ!!だから…
お姉さんは無理だって!!」

「全く…」

頬に風を入れて淳は膨れている。

「先生可愛い…」

「雄太!!
大人をからかうな!!」

「へへへ…」

淳は懸命に看護をする。

しかし、淳の感情は

限界を超えていた。


休憩になると淳は必ず

トイレに篭って泣いた。

「う、うぅぅぅ…
雄太。なんで…なんで…」

それを見ていた結花とゆり。

「淳、貴方は…」
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