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淳、光と闇
第22章 さゆりの危機
既に夕方で日勤者はいない。
夜勤を結花と勝枝で行っていた。
病室に入ると芳子がおろおろしている。
「芳子ちゃん、どうしたの?」
「あ、結花さん、勝枝さん!
た、大変です!患者さんが。」
「あ!!ショックを起してる。」
勝枝は容態を確認して病室の電話に
飛び付いて当直の医師を呼び出した。
結花は機器を停止して
点滴を止めて調べている。
「あ、これは?」
だ、誰?薬品を大量に…」
結花は芳子を睨んだ。
芳子はうろたえている。
「芳子ちゃん、薬剤を
カルテ通りに入れた?」
「は、はい。
115mg入れました。」
「ば、馬鹿ぁ!!
この薬剤は…
100mgでショックを起して
患者さんは死んでしまうのよ?
あんた、何て事したの?」
「え??
私、カルテ通りに。
あ!!」
芳子がカルテを見ると
1.15mgと書いてある。
「私、眠くて
数字を間違えた。」
青くなっている芳子の胸倉を
捕まえて結花が
「間違えた…では済まないわよ?
すぐに排出処置の準備をしなさい!!」
結花の指示で薬剤を体外に
排出する処置が取られた。
当直の医師が飛んできてデータを見て
「これはどうしたのだ?」
と勝枝に聞く。
「はい。バイトの子が
薬剤の量を間違えて…」
「誰が立ち会っていたのかね?」
「そ、それは…」
「この処置は
看護師免許を持っている者が
立ち会う事になっているが?」
「… … 」
「誰も立ち会わなかったのかね?」
「はい…」
「馬鹿者!!」
医師は怒鳴りながら処置を進めていく。
夜勤を結花と勝枝で行っていた。
病室に入ると芳子がおろおろしている。
「芳子ちゃん、どうしたの?」
「あ、結花さん、勝枝さん!
た、大変です!患者さんが。」
「あ!!ショックを起してる。」
勝枝は容態を確認して病室の電話に
飛び付いて当直の医師を呼び出した。
結花は機器を停止して
点滴を止めて調べている。
「あ、これは?」
だ、誰?薬品を大量に…」
結花は芳子を睨んだ。
芳子はうろたえている。
「芳子ちゃん、薬剤を
カルテ通りに入れた?」
「は、はい。
115mg入れました。」
「ば、馬鹿ぁ!!
この薬剤は…
100mgでショックを起して
患者さんは死んでしまうのよ?
あんた、何て事したの?」
「え??
私、カルテ通りに。
あ!!」
芳子がカルテを見ると
1.15mgと書いてある。
「私、眠くて
数字を間違えた。」
青くなっている芳子の胸倉を
捕まえて結花が
「間違えた…では済まないわよ?
すぐに排出処置の準備をしなさい!!」
結花の指示で薬剤を体外に
排出する処置が取られた。
当直の医師が飛んできてデータを見て
「これはどうしたのだ?」
と勝枝に聞く。
「はい。バイトの子が
薬剤の量を間違えて…」
「誰が立ち会っていたのかね?」
「そ、それは…」
「この処置は
看護師免許を持っている者が
立ち会う事になっているが?」
「… … 」
「誰も立ち会わなかったのかね?」
「はい…」
「馬鹿者!!」
医師は怒鳴りながら処置を進めていく。