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淳、光と闇
第22章 さゆりの危機
幸いにも患者は一命を取り留めた。
この事はすぐにさゆりの耳に入った。
さゆりは病棟へ飛んできて
「とにかく
芳子ちゃんは寮へ帰って
睡眠をとりなさい。
結花、勝枝、後処理を!」
てきぱきと指示を出してさゆりは
当直医師に
「私の監督不行き届きです。
申し訳ありませんでした。」
と医師に頭を下げた。
「さゆり婦長。
貴方ほどの人が
何でこんな指導を?」
考えられない事だ。」
医師はさゆりの指導方法を
大いに認めていた。
しかし、今回は…
「婦長…明日、諮問機関で
貴方の処遇を審議するでしょう。
私は出来るだけ
貴方を助ける努力しますが
今回は厳しいですよ?」
「はい、分っています。」
それを結花と勝枝は震えながら見ていた。
医師が去ると二人はさゆりに
「婦長さん、
明日…私達、
どうなるのですか?」
と不安がっている。
「大丈夫よ。
貴方達は私が必ず守るわ。
さぁ、今日は上がりなさい…」
さゆりはみゆと舞を呼び出した。
二人はいきなりの呼び出しに
慌てて病棟へ飛んできた。
「婦長、どうしました?」
「今日、ここで医療事故がありました。
準夜勤のこの二人は
動揺して的確な判断が
出来なくなっています。
そこで…二人に代わって欲しいの。」
みゆは結花に
「結花!!あんたが付いていながら
何やってたの??」
鋭い目が結花を襲った。
一方、外科からの付き合いで
勝枝の先輩だった舞は勝枝の頬を
張り倒した。
「勝枝!!お前
処置が少し遅れたろう?
外科出身なら
何故もっと早く処置をしなかった?
馬鹿者が!」
舞は勝枝を張り倒して怒っている。
「待って!!舞。
勝枝ちゃんは素早く処置をしましたよ。
だから助かったのです。」
「いいえ、初動操作が遅いから
患者は命を落としそうになった。
勝枝の責任です。
しかし、それを教えたのは私。
婦長、責任は私が取ります。」
舞は勝枝を睨みながらさゆりに伝える。
この事はすぐにさゆりの耳に入った。
さゆりは病棟へ飛んできて
「とにかく
芳子ちゃんは寮へ帰って
睡眠をとりなさい。
結花、勝枝、後処理を!」
てきぱきと指示を出してさゆりは
当直医師に
「私の監督不行き届きです。
申し訳ありませんでした。」
と医師に頭を下げた。
「さゆり婦長。
貴方ほどの人が
何でこんな指導を?」
考えられない事だ。」
医師はさゆりの指導方法を
大いに認めていた。
しかし、今回は…
「婦長…明日、諮問機関で
貴方の処遇を審議するでしょう。
私は出来るだけ
貴方を助ける努力しますが
今回は厳しいですよ?」
「はい、分っています。」
それを結花と勝枝は震えながら見ていた。
医師が去ると二人はさゆりに
「婦長さん、
明日…私達、
どうなるのですか?」
と不安がっている。
「大丈夫よ。
貴方達は私が必ず守るわ。
さぁ、今日は上がりなさい…」
さゆりはみゆと舞を呼び出した。
二人はいきなりの呼び出しに
慌てて病棟へ飛んできた。
「婦長、どうしました?」
「今日、ここで医療事故がありました。
準夜勤のこの二人は
動揺して的確な判断が
出来なくなっています。
そこで…二人に代わって欲しいの。」
みゆは結花に
「結花!!あんたが付いていながら
何やってたの??」
鋭い目が結花を襲った。
一方、外科からの付き合いで
勝枝の先輩だった舞は勝枝の頬を
張り倒した。
「勝枝!!お前
処置が少し遅れたろう?
外科出身なら
何故もっと早く処置をしなかった?
馬鹿者が!」
舞は勝枝を張り倒して怒っている。
「待って!!舞。
勝枝ちゃんは素早く処置をしましたよ。
だから助かったのです。」
「いいえ、初動操作が遅いから
患者は命を落としそうになった。
勝枝の責任です。
しかし、それを教えたのは私。
婦長、責任は私が取ります。」
舞は勝枝を睨みながらさゆりに伝える。