この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
淳、光と闇
第22章 さゆりの危機
「待って!!
まだ何も決まった訳ではないの。
明日まで待って頂戴。」
さゆりはこの場を納めた。
結花と勝枝は
顔を覆って泣いていた。
寮に戻った二人は
抱き合って泣いた。
自分達の手抜きで…
芳子を危機に追い込み
そしてさゆりと舞を
責任問題にまで発展させた。
「どうしよう…」
次の日…
詰め所では朝礼が行われていた。
その席でさゆりは
「昨夜、この病棟で
医療事故がありました。
幸い、患者さんは
命に別状はなかったのですが
基本的な看護師の監督ミスです。
いいですか?
今後、このような事が無い様に
気持ちを引き締めて、
基本に忠実に看護を行って下さい。」
さゆりが険しい表情で皆に伝えた。
淳とゆりは事故の詳細を聞いて
「あんた達…なんで
芳子ちゃん一人で?」
「芳子ちゃんは慣れているから
大丈夫だと思った。」
「馬鹿!!それが駄目なのよ!!」
淳とゆりは物凄い見幕で二人を睨む。
「申し訳ありませんでした。」
二人は看護師やスタッフに頭を下げた。
「婦長!!
医療事故について病院は?」
美紀が手を上げてさゆりに尋ねた。
「そうね…これから
諮問機関で審議が行われます。
芳子ちゃんと私は責任を
問われるでしょうけど。
芳子ちゃんは将来のある身です。
私が絶対に守ります。
では…そろそろ時間なので
諮問機関に出頭してきます。
美紀、私が留守の間
詰め所の指揮をお願い。」
さゆりはそう言って詰め所を後にした。
「婦長さんがやめる事になったら
私達…どうしたら良いの?」
結花と勝枝は顔を覆った。
まだ何も決まった訳ではないの。
明日まで待って頂戴。」
さゆりはこの場を納めた。
結花と勝枝は
顔を覆って泣いていた。
寮に戻った二人は
抱き合って泣いた。
自分達の手抜きで…
芳子を危機に追い込み
そしてさゆりと舞を
責任問題にまで発展させた。
「どうしよう…」
次の日…
詰め所では朝礼が行われていた。
その席でさゆりは
「昨夜、この病棟で
医療事故がありました。
幸い、患者さんは
命に別状はなかったのですが
基本的な看護師の監督ミスです。
いいですか?
今後、このような事が無い様に
気持ちを引き締めて、
基本に忠実に看護を行って下さい。」
さゆりが険しい表情で皆に伝えた。
淳とゆりは事故の詳細を聞いて
「あんた達…なんで
芳子ちゃん一人で?」
「芳子ちゃんは慣れているから
大丈夫だと思った。」
「馬鹿!!それが駄目なのよ!!」
淳とゆりは物凄い見幕で二人を睨む。
「申し訳ありませんでした。」
二人は看護師やスタッフに頭を下げた。
「婦長!!
医療事故について病院は?」
美紀が手を上げてさゆりに尋ねた。
「そうね…これから
諮問機関で審議が行われます。
芳子ちゃんと私は責任を
問われるでしょうけど。
芳子ちゃんは将来のある身です。
私が絶対に守ります。
では…そろそろ時間なので
諮問機関に出頭してきます。
美紀、私が留守の間
詰め所の指揮をお願い。」
さゆりはそう言って詰め所を後にした。
「婦長さんがやめる事になったら
私達…どうしたら良いの?」
結花と勝枝は顔を覆った。