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淳、光と闇
第22章 さゆりの危機
「婦長さん!!
良かった…良かった…
私達、心配したよぅ…」

わぁわぁと泣きながら看護師達は

さゆりに抱きついた。

「まぁまぁ…
何です?みっともないですよ?」

優しく皆の頭を撫でるさゆり。

そして看護師長達に

「有難う…
助かりました。」

と頭を下げた。

「ははは…
さゆりさんがいなくなったら…
私達の粗が見えるからねぇ?」

夢子が笑う。

「全く…
問題児製造課ですものね?
外科は。」

「何を言う。
婦人科だって相当なもんだぞ?」

「お互い様でしょ?」

笑いがいつまでも耐えなかった。

「ところでさ…」

夢子が切り出した。

「はい…なんでしょう?」

「あのさ、
この子達が私達に
助けを求めたときに
この子達、私達の言う事
何でも聞きますって言ったんだけど…」

夢子がにやりと笑って淳を見た。

「ギョッ!!」

淳はいやな予感がした。

「そうなんですか?
淳ちゃん…?」

さゆりが淳に聞いた。

「は、はい…
あの時は婦長さんを助けたくて…
つい言いました…」

「そう…」

「それでね。
今、咲が所属している
救急救命で人が足りないんだと。
補充はする予定だけどそれは
半月先の話で。
さゆりさん、救急救命に
淳を貸して??」

「え?えーーー???」

淳は飛び上がった。

「私…救急救命なんて
出来ません…」

「あら?何でも言う事…
聞くんじゃなかった?」

「そ、それは…」

「あれは嘘だったのかなぁ??」

夢子は淳を覗き込んだ。
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