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淳、光と闇
第23章 救急救命の死闘
その数秒が患者の生死を分ける。


手術室で淳はその患者を見て

「う、うぇぇぇ!!」

口を押さえてトイレに走った。

内科と救急救命。

その決定的な違いが出てしまった。

トイレで淳は

「ぐぇぇぇ!!
おぇぇぇぇ…」

胃の中にあるものを全て戻した。

「き、気持ち…悪い…」

淳は怪我の最前線を知らない。

まともに見る怪我したばかりの患者。

淳はその恐ろしさと気持ちの悪さに

倒れそうになった。

救急救命ではそんな光景はよくある。

しかし、誰もかばっては

かまってはくれない

そんな時間は…ない。

淳は

「これが救急救命。
命の最前線…現実。」

そう思った。

戻しながら涙を流しながら

「慣れるのよ。
慣れないと
ここでは勤まらない…」

「やはり出たか…」

健が煙草を吹かしながら言う。

「あれを克服しないうちは
淳は使えない。」


しかし、ここで健は淳を甘く見ていた。

淳はその日の夜から資料室で

交通事故や建設現場の事故の

ビデオを見て研究して

患者の姿に慣れていった。
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