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淳、光と闇
第25章 小さな命、ゆりの想い
「それは今回の件とは。」
「アホか?お前達は?」
「え?何ぃ?」
そこに立っているのは
救急救命の健だった。
「おまえら、
ゆり看護師の自殺未遂。
どうして俺にも
聞き取り調査しない?」
「それは。
事は明白であるからにして…」
「あほぅ!!
明白だと…?
不十分だ!」
「どこが不十分なのだ?」
「あのな、
ゆり看護師は
おなかの子供を守っていた。
俺が処置した時に
「子供だけは助けて…」
と言っている。
それに睡眠薬は
効果不十分だ!!」
「何?」
「うちの咲検査技師が
睡眠薬を検査した。
結果、十分な効果が得られなかった。
それは病院の薬剤として使えない。
いわば単なるゴミだ。
おまえら、ゴミを盗んだ人間を
いや、ゴミを持ち帰って
処分しようとした人間を
処罰する気か?」
「それは…」
「おまけに
ゆり看護師が抱かれた相手は
結婚詐欺師だった。
患者に犯罪者もくそも無いが。
入院する時に十分な調査をしなかった
病院側の責任だぞ?」
「そんな事は…」
「あるさ、
事務で聞いてみようか?」
「それは事実ですか?」
院長夫婦が口を挟んだ。
「事務が人員不足で
十分な身元の調査が
行われなかった。
それを経営者にも報告しなかった。
これを手落ちと言わずに
何と言うのです?」
院長婦人が激怒している。
「それに睡眠薬を当院に
導入する時に
圧力を掛けたそうだね?
諮問機関がするべき事ではない。
越権行為だ。
処罰されるべきは
君達ではないかね?」
「そ、それは…」
「何なら警察で収賄と贈賄
調査してもらおうか?」
「… … 」
最後に大学看護課校長が
「それでもさゆり看護師長と
ゆり看護師を処罰するなら
日本看護師協会は
ここに看護師を送る事を
認めません。
また、ここの看護学校の
認可も取り消しますが
いかがされますか?」
「アホか?お前達は?」
「え?何ぃ?」
そこに立っているのは
救急救命の健だった。
「おまえら、
ゆり看護師の自殺未遂。
どうして俺にも
聞き取り調査しない?」
「それは。
事は明白であるからにして…」
「あほぅ!!
明白だと…?
不十分だ!」
「どこが不十分なのだ?」
「あのな、
ゆり看護師は
おなかの子供を守っていた。
俺が処置した時に
「子供だけは助けて…」
と言っている。
それに睡眠薬は
効果不十分だ!!」
「何?」
「うちの咲検査技師が
睡眠薬を検査した。
結果、十分な効果が得られなかった。
それは病院の薬剤として使えない。
いわば単なるゴミだ。
おまえら、ゴミを盗んだ人間を
いや、ゴミを持ち帰って
処分しようとした人間を
処罰する気か?」
「それは…」
「おまけに
ゆり看護師が抱かれた相手は
結婚詐欺師だった。
患者に犯罪者もくそも無いが。
入院する時に十分な調査をしなかった
病院側の責任だぞ?」
「そんな事は…」
「あるさ、
事務で聞いてみようか?」
「それは事実ですか?」
院長夫婦が口を挟んだ。
「事務が人員不足で
十分な身元の調査が
行われなかった。
それを経営者にも報告しなかった。
これを手落ちと言わずに
何と言うのです?」
院長婦人が激怒している。
「それに睡眠薬を当院に
導入する時に
圧力を掛けたそうだね?
諮問機関がするべき事ではない。
越権行為だ。
処罰されるべきは
君達ではないかね?」
「そ、それは…」
「何なら警察で収賄と贈賄
調査してもらおうか?」
「… … 」
最後に大学看護課校長が
「それでもさゆり看護師長と
ゆり看護師を処罰するなら
日本看護師協会は
ここに看護師を送る事を
認めません。
また、ここの看護学校の
認可も取り消しますが
いかがされますか?」