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淳、光と闇
第26章 みくの家庭教師

「そ、そんな…」

「うちの病院では癌の場合…
本人に希望があれば告知しますが…
どうしますか?」

「絶対に…言わないで下さい。」

優子が怖い顔で医師に告げる。

「みくが癌を知らないまま…
のこり生きて…幸せに…
人生を全うさせたい…」

「先生…みくは後どのくらい?」

竜馬が医師に聞く。

「後…持って…一年…」

「後一年の命…」

「それもすぐに入院して…
がん治療を行った場合ですが…」

「それでは…
がん告知するようなものではないか!!」

竜馬が怒った。

「はい…
告知をしなくても…
いずれは…本人は知る事になります。」

「そ、そんな…」

竜馬と優子は悩みに悩んだ。

告知しないで入院せずに生きる

事が出来るのは半年…

入院して余命を伸ばしても一年。

病院で縛り付けて…

半年長く生きていてもみくは幸せなのか?

悩んだ…苦しんだ…

そして二人が出した結論。

それは…告知して…

病院に縛り付けてでも少しでも…

一ヶ月、いや一日、いや一分一秒でも…

みくの側にいる事がみくの為にも

自分達の為にも最善の選択だと

竜馬と優子は考えた。
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