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淳、光と闇
第27章 みくと淳 復活へ自分との戦い
竜馬は必死で優子を支える。
「みく…」
「い、嫌ぁ!!
く、苦しい、苦しいよぅ!!
お願い、やめて!!」
「みく!!」
優子はスタッフに
「お願い…もうやめて…
これ以上みくを苦しめないで…」
泣いて崩れ落ちる優子。
「駄目です。優子さん!
あなたがそんな弱気で
どうするのですか?」
さゆりが優子を叱咤する。
「みく…」
結花は看護に関して自らの感情を
封印して鬼となった。
ゆりは結花の優しさがみくの治療を
妨げると心配したが結花は
「私が、必ずみくを助ける…」
と目付きが変わり看護の鬼神と化した。
「結花…」
結花はみくに
「さぁ、このお薬を飲んで下さい。」
「い、嫌だ!!
それを飲んだら激しい吐き気が…
結花、お願い、それは許して!」
「駄目です。
元気になる為には
これを飲んで下さい。」
「やだ!!どうせ
私は助からない。」
「バチン!!」
結花はみくを張り倒した。
それを看護師達は固唾をのんで見ている。