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淳、光と闇
第27章 みくと淳 復活へ自分との戦い
「悔しかったら
私を認めさせたかったら
看護のお手本見せなさい!!」
「そんな事、言われなくても…」
美紀は立ち上がって
「結花、少し休んで
気持ちをリフレッシュして!
勝枝、結花と交代して
咲は勝枝の援護。
良い事?
少しでも患者に変化があれば
私か婦長にすぐに連絡しなさい。
どんな小さな事でも見逃さないで!」
次々と指示を出していく美紀。
夜勤のみゆに
「何かあれば
私、仮眠室にいますから
すぐに連絡ください。」
「分かったわよ…」
みゆは安心しろと言わんばかりに
美紀の肩をたたく。
「肩の力を抜いて、
若手指導係りさん。」
「後は任せなさい。」
にっこりと微笑むみゆ。
玲子はそれを黙ってみている。
「ここのチームワークは
完璧ですね。
安心しましたよ。」
そう言って詰所を後にする。
詰所の入り口まで見送るさゆりに小声で
「娘を、宜しくお願いします。」
さゆりだけに聞こえる声で告げて去っていく玲子。
「総婦長…」