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淳、光と闇
第29章 省吾の入院
「省吾様の検査を担当いたします
咲と申します。
宜しくお願い致します…」

「うむ…良い挨拶じゃ…
こちらこそ…」

省吾も最大の礼を尽くして挨拶をする。

「では、旦那様…
今日はこの後何も御座いませんが
後ほど明日の検査の御説明を
させて頂く為にまたお邪魔致しますので…
それまでお寛ぎ下さい…
では、担当の淳と技師の咲が
失礼致しました…」

二人はゆっくりと頭を下げて姿を消した。

「由美君…」

「はい…」

「ここの看護師責任者の名前は
何と言ったかな?」

「だ、旦那様…
何か手落ちが?」

「逆じゃよ…
基本に徹して…
良い挨拶と礼儀じゃった。
責任者のしつけがなっている証拠じゃな。」

「はい…」

由美が一番心配していた点。

それはここの礼儀だった。

淳はともかく看護師やスタッフの

礼儀作法を省吾は厳しく見ていた。

省吾の怒りに触れないかを由美は

心配していた。

「さすが…さゆりさんね。」

こうして一日が終わり夕食になった。

淳が検査食を直々に運んできた。

「旦那様…
お食事で御座います。」

省吾が食事を見ると顔が曇ってしまう。

「淳ちゃん、あのな…」

「はい、旦那様…
何でしょう?」

「あのな…
この食事じゃが…
味気ないのう…」

「旦那様…
明日からは検査で御座います。
検査用の食事で御座います故…
我慢して頂きます。
なお、隠れて他の物を
食べてもすぐに分ります故…
ずるはいけません。
発覚した場合は…
何度でもやり直し致します。
ですからきちんと守って頂きます。」

「少しでも…
分るかのう?」
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