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淳、光と闇
第32章 小さなスプリンターの大きな夢

「この子は…?」

「先生、この子はまみちゃん…」

「まみちゃん?」

「俺の大切な子…」

「大切な?」

それ以降暫く正平は口を

開くことはなかった。

そして

「先生、来月に
大会あるよね?」

「あるわよ。」

「去年のその大会に
俺は出たんだ。
でもまみちゃんは…
その大会の前の日に
死んでしまった。」

「え??」

正平は涙をぽろぽろと零しながら

「まみちゃんは
俺にとって大切な子だった。
でも白血病で
大会の前の日に…
死んでしまった!

俺、まみちゃんに…
表彰台の一番高いところに
上がって優勝カップを
まみちゃんに見せたくて…
頑張って練習していた。

でも…まみちゃんは…
俺、悲しくて
大会では全然飛べなくて…
悔しくて…悲しくて…
それから大会には出ないと
心に決めた。
大会に出れば
まみちゃんの事
思い出してしまう。
先生、だから俺は…出ない」
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