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淳、光と闇
第32章 小さなスプリンターの大きな夢

「正平…
お前…
病気で…」

勇太が呆然となっていた。

「病気でも…
助からなくても…
正平君は勇太君と
競えて幸せでしたよ?」

勇太の肩に手を置いてさゆりが

微笑んだ。

「人は…どこまで
生きれるかではないのですよ。
どれだけ生きれるか…
それが大切なのですよ。」

「どれだけ…生きれるか…
正平…お前は…」


正平の葬儀は省吾が喪主を務めた。

勇太は正平の遺影の前に

優勝カップを供えて…

「正平…忘れ物だ…
ちゃんと…まみちゃんに
見せるんだぞ?
そして…天国で…
まみちゃんと仲良くな…」

手を合わせて後を向いて

「さらば…俺の永遠のライバル…
正平…」

涙を流して正平に別れを告げた。


今回の強引な手術は

諮問機関で問題となった。

審議が行われ責任者の健が

責任を取ることが決まりかけたが

白血病の権威が

「今、健を処分するのは…
日本医療にとって…
この上ない損失ではないか?
なぜ…処分するのか理解に苦しむ…」

そう言って諮問機関に対して

決議の無効を唱えた。
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