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淳、光と闇
第33章 乙女心と健

「どう?これで
少しは懲りた?」

「はい、反省してます…」

「良い事?
今度やったら
健先生にその姿を
見てもらうわよ?」

「え?そ、それだけは
許して!」

こんな姿を健に見られたら

何言われるかわからない。

口が悪い事では病院中でダントツの健。

全員が

「なんであんな奴と
美紀さんが出来てる訳??」

病院の七不思議だと思った。

淳でさえ事ある毎に

じゃじゃ馬と呼ばれて淳は膨れている。

「絶対やだ!」

「美紀さん、どうして
健先生とお付き合い
してるのですか?」

「どうしてって、
お互い好きだから…」

「それは分りますが。
美紀さんなら健先生より
もっと素敵な人と??」

「あら?
健先生は素敵よ?」

「絶対…嘘だ…」

「嘘じゃないわよ?
健先生は素晴らしい人よ?」

真面目に美紀は言う。

「騙されてるんじゃ?」

勝枝が美紀に聞いた。

「そんな事ないわよ?
先生は実直ですよ?」

「それも…嘘だ…」

じっと美紀を見る看護師軍団。

「全く、仕方ないわね。
ついてらっしゃい。
私が健先生に引かれた理由を
教えてあげる。」

美紀は連絡ランプを

見ながら全員に言う。
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