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淳、光と闇
第35章 親子の絆

「うぅぅぅ…」

省吾は二人の罵声を必死で耐えていた。

それは自分への罪と罰。

罪と罰…それを省吾は必死で耐えた。

「済まなかった…
わしは、もうここへ来ない…
じゃが…最後に娘の逞しく
優しく育った姿を見て…
安心したよ。」

「出てって!!」

結花が叫び部屋を飛び出した。

ゆりも

「もう…ここへは…
こないで…」

そう言って結花を追った。

「あの子達…なんて事…」

「いいんじゃよ…
わしは罰を受けねばならぬ身だ。」

がっくりとうな垂れる省吾。

健が省吾の前に立ち

「おい、爺さん…
貴様には親と名乗る資格はない。
お前…あんな出来た可愛い娘を
よくも…よくも…
恥を知れ!!」

わなわなと体が震え拳を握り締めた。

由美に支えられ省吾は立ち上がった。

「皆さん…わしの為に…
ありがとう…
結花とゆり、
そして生まれてくる子…
頼みますじゃ…」

肩を落として省吾は帰っていく。

「旦那様…」

「淳ちゃん、こんな…
惨めなわしを…
笑っておくれ…」

「旦那様…」
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