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淳、光と闇
第36章 省吾の我儘

これには流石の淳も

「こら、結花、ゆり!!
旦那様に言いすぎよ!!」

と注意するも

「淳!!あなたが
お父さんを甘やかすから…
検査も出来ないじゃない!!
反省しろ!!」

「は、はい…」

逆に怒られてしまった。


そんなある日…

結花の担当している患者が

不幸にもこの世を去った。

省吾は結花が落ち込んでいるだろうと

元気付の為に結花の下へ行くが…

そこで省吾が見たものは…

結花が逝ってしまった患者のベッドに

縋りついて泣いている姿だった。

「ごめんなさい…
結花が、結花が…
もっと真剣に看護していれば…
結花がもっと献身的に看護していれば…
こんな事にはならなかった…
結花は寂しい…そして悲しい…
なんで…なんで…逝ってしまったの?
元気になったら…結花に…
作品を見せてくれるんじゃなかったの?
嘘つきだよ…結花は…嘘をつく人は嫌いです…
戻ってきて…戻ってきてよ…
結花のところに…また戻ってきてよ…
結花…悲しいよ…辛いよ…苦しいよ…
お願いだから…戻ってきて!!」

結花はそう言ってベッドにしがみついて泣き崩れていた。

「結花…」

後ろから声がする。
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