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第39章 勝枝壮絶！淳ナースキャップへの誓い

「勝枝…遅いな…」

すみれが勝枝の向かった倉庫に向かう。

廊下で保安員と鉢合わせになって

二人は倉庫に向かった。

「あれ？」

倉庫のドアが開いている。

「勝枝？中にいるの？」

明かりをつけるとそこには

勝枝の他殺死体が横たわっていた。

「！！！
か…勝枝！！勝枝！！」

勝枝を揺り動かしたが勝枝は動かない…

心臓に耳を当てるも…音がしない。

脈も…ない…

「い、嫌ぁぁぁぁ！！！」

すみれの悲鳴を聞きつけて保安員が

駆けつけて勝枝の死体を見つけた。

病棟内は騒然となった。

さゆりと美紀が連絡を受けて

病棟に飛んで来る。

勝枝はすぐに救急救命に運ばれたが

すでに息絶えていた。

勝枝の死を目の当たりにした淳は

救急救命で立ちすくんだ。

「勝枝…勝枝…い、イヤァァ！！」

「まずい！！
じゃじゃ馬がショック状態だ！！
すぐに寝かせて鎮静剤投与！！」

健の指示で淳への処置が行われた。

一方、病棟ではみゆが呼び出され

結花と共に患者を第二内科へ移された。

外科と整形、眼科等から応援が来て

患者の移動を助ける。

救急救命では健と浩太の懸命な

処置もむなしく勝枝は死亡した。

「く、くそう…！！」

助けられなかった無念さが健を襲う。


与太郎が後輩をチームに分けて

院内を懸命に捜索した。

チームには省吾が送り込んだ

プロの警備員が付いて捜索が行われた。