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淳、光と闇
第39章 勝枝壮絶!淳ナースキャップへの誓い

「だ、旦那様…」

「お父さん…」

データを持ってきた省吾を見て

淳や結花、ゆり、さゆり達は

じっと省吾を見ている。

「ははは…
この年寄りもたまには
役にたたんとのぅ。」

「旦那様…
有難う御座います。
これで…勝枝の敵は…
う、ううぅぅ…」

「最後の締めは…
私達にやらせて貰えるかしら?」

夢子と舞がデータに手を差し出した。

「夢子婦長、舞婦長…」

「勝枝は…
外科出身で問題児でした。
でも、問題を起した相手は
中年層のいわゆる金持ちばかり。
勝枝はお年寄りと子供に
対しては誰よりも優しく
献身的な看護師でした。

いつも同じ目線か下の目線まで
しゃがんで…話をしていました。
私が勝枝を離さなかったのは
そんな勝枝の姿が本当の
看護師としての
あり方だったからです。」

夢子が顔を覆った。

「勝枝は最初は
仲間が沢山いました。
でも、悪いうわさが立って
段々と孤立していった。
でも、私と婦長だけは
勝枝を離さなかった。

勝枝は休憩時間になると
詰め所の奥に祭った祭壇に
向かってひたすら
手を合わせていました。
ただ、ひたすらに…

「患者さんが早く治れば良い。
元気に歩けるように…
後遺症が出ないで欲しい」

そう言っていつも祈っていました。
怪我で痛みが引かない患者さんには
勝枝は一晩中付いて傷を撫でて

「大丈夫よ…
すぐに楽になる。」

そう言って励ましていた。

担当以外の患者さんにも
いつも微笑んで…
声を掛けて…
そして担当以外の患者さんの
為に走り回っていた。
それが勝枝…
勝枝は悪い噂が先行したけど…
本当は看護師の鏡なんです」

舞もそう言って泣き崩れていった。
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