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淳、光と闇
第39章 勝枝壮絶!淳ナースキャップへの誓い

「… …」

「まだ、シラを切るか?」

「証拠はそれだけですか?」

「な、なにぃ?」

「精液のDNAなんか…
病院なら…婦人科がある
病院なら何処にでもあります。
証拠にならない…」

「そうかしら?」

「は?」

「貴方…勝枝を刺した出刃は…
左で握られていた。
そして握った手の指は四本。
貴方の左手は…小指がない。
そしてそれは仕事で怪我して
ここで切断した。
それが…現場検証の
写真に写っていました。」

「指??」

「まだあるぜ…
お前…勝枝に騙されていたのではない。
お前、勝枝をレイプして写真を撮って
勝枝を揺すっていたな?
それを勝枝と夢子婦長が
警察に届けて…それでお前は
逮捕された。結果、お前は家族と
仕事を失ってそれで勝枝を恨んでいた。」

「く…」

「警察沙汰になった勝枝は…
中流階級から金をせしめて
いたことが公になって…
悪い評判が立って内科へ移った。
しかし、勝枝はそのせしめた金を…
財力が乏しく病院代が払えない
患者の分として納めていた。
つまり、勝枝は…
患者の為に自分を使って
資金を作って患者を助けて
いたことになる。
それを…貴様は…」

「くそ!!」

勝は椅子を健に投げて逃走を図った。

「馬鹿野郎!!」

健は飛んできた椅子を蹴り飛ばして

勝を捕まえて殴り倒し

勝の上に座り込んだ。

そしてメスを取り出して

「ぶすっ!!」

勝の顔のすぐ横につき立てた。
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