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淳、光と闇
第40章 結花とゆり、お泊まり
「じゃぁ、お父さん
体に気をつけるのよ?」

「お父さん!!
由美さんを困らせちゃ
駄目よ?」

「わかった、分ったよ…
また、遊びに来ておくれ。」

「うん!!また来るね…」

二人は笑顔で帰っていった。

「なぁ、由美君…」

「はい。」

「親子って…良いものじゃな。」

「はい、旦那様…
今頃お気づきになられましたか?」

「そうじゃよ…
これが幸せじゃな。」

「はい。」

「ところで友也は?」

「はい…あちらに控えております。」

省吾が見ると友也が神妙に

控えていた。

省吾は友也の前に立ち

「お前が友也か?」

「はい…」

「わしの娘を…捨てたとな?」

「はい…」

「うむ…本来なら…
この場で手打ちに
してくれるところじゃが…
本心を聞かせてくれるなら
手打ちは許す。」

「はい!!」

「お前…今もゆりを?」

「はい、しかし、
私はゆりの前に立てる
資格は御座いません。」

「だろうな…
して、友也。
やり直す気はないのかね?」

「私はゆりとやり直したいと
思っていますがゆりの気持ちが…」

「そうじゃな…
そのまま控えておれ…」

「はっ!!」

友也は由美の手で連れて来られて

正志の下、再起をかけて努力していた。

「ゆり…お前の気持ちは…?」
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