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淳、光と闇
第41章 由紀と医療ミス

「全く…
由紀!!あんたね?
悩んでいるなら…
どうして相談しないの?
一人で悩んでいるから
こんな事になるんでしょう?」

「はい…ごめんなさい…」

「寮から出る時だって
淳や結花やゆりは反対したでしょう?
一人では全部一人でしなきゃいけない。
それは物凄くストレスになるから
まだ寮にいろと言われたんでしょう?」

「はい…」

「それを押し切って由紀は
独立した。でも…
由紀…辛かったね?」

そう言って美紀は由紀を抱きしめた。

「馬鹿だよ…由紀…
悩みがあれば…相談するべきだよ。
さ、早く救急救命に行って
子宮を洗浄してきなさい。
今は落ち着いているから…」

そう言って美紀は健に電話を掛けた。

健は

「分った。訳を聞くなと言う事なら…
美紀、お前に任せる。」

「さ、早く!!
時間はないわよ。
後は任せなさい!!」

そう言って由紀を送り出した。

美紀はすみれに連絡を取り

事情を話して来て貰う事に。

すみれは話を聞いて

「あの…馬鹿…」

とすぐに飛んできた。

すみれは由紀を誰よりも可愛がった。

二人はまるで姉妹のように

仲が良かったのだ。

「すみれ、ごめんね…」

「良いのよ…それにしても…
あの馬鹿、何で相談しないんだろう?」

「言いづらかったのよ…
由紀は気が弱いから…
せめてすみれの半分でも
肝が据わっていればね。」

「美紀!!あんただけには
言われたくないわよ?」

「ははは…そうでした。」
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