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淳、光と闇
第41章 由紀と医療ミス

「ぷっ!!」

すみれと由紀が噴出した。

「ちょ、ちょっとぉ…
すみれはともかく…由紀まで…
私だってか弱い女性よ?」

「だから…誰がか弱いの?」

健が呆れている。


健は太の病室に怒鳴り込んでいった。

「おい起きろ!!」

太の布団をはぐってたたき起こした。

「な、なんだ?
あんた…誰?」

「俺は医者だ…」

「先生がこんな夜中に…
俺に何の用だ?」

「用は…お前が一番知っていると
思うがな?」

健はそう言って注射器を取り出した。

「な、何??」

「ん?さっきここの
看護師が間違って毒を点滴したって
言ってたので俺が治してやるよ?」

「ど、毒??」

「そうだ…そしてその看護師は
お前に注射されたって騒いでた。」

「俺が看護師に注射??」

「そうだ…心に傷を負わせる
かなり危険な注射だ。
さぁ、腕を出せ?」

「それは…なんなの?」

「ん?これか?
これは…ステロイドだ…
まぁ、致死量の倍くらいだから…
気にするな…」

「な、なにぃ??
致死量の倍だと?
冗談だろう??」

「俺は…医療に関しては
冗談は言わない…
さぁ、腕を出せ!!」

「お前…医者の癖に…
俺を殺すのか?」

「あぁ、殺してやるよ…
お前…さっき…うちの看護師に…
何をした?」

「そ、それは…
医療ミスしたから御仕置きを…」

「お前、いつから諮問機関の
人間になった?」

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