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淳、光と闇
第6章 省吾と孫と誕生日と
「これはこれは…」
とたんに省吾の顔に笑みが広がった。
「はい、旦那様…
これ淳が編んだんだけど…
気に入ってもらえるかしら?」
省吾にマフラーを差し出すと省吾は
「こんな素敵なマフラー…
何物にも代えがたい
素晴らしいプレゼントだ。
淳ちゃん、ありがとう…」
「旦那様、由美からはこれです。」
由美が差し出したものは
好きな刻み煙草の煙草入れだった。
「これは…
滅多に手に入らない物だな。
由美君、これを手に入れる為に…?」
「そんなに大したものではありませんよ。」
ゆみが微笑んで省吾を見つめている。
「二人とも…
今年の誕生日は素晴らしいものになった。
ありがとう…」
頭を下げる省吾を見て二人はにこにこと
微笑んでいた。
しばしの間、三人は省吾の誕生会を楽しんだ。
「では、旦那様…
私はこれから会議がありますので…」
由美はそう言って客間を出ていった。
「会議…ですか?」
「由美君には秘書も
やってもらっているんだ。
大抵の会議には私の代理として
由美君に出て貰っているんだよ。」
「そうですか…」
「優しそうに見えて…
由美君は頭の切れる
素晴らしい秘書だ。」
「分かるような気がします…」
淳は優子を思い出していた。
とたんに省吾の顔に笑みが広がった。
「はい、旦那様…
これ淳が編んだんだけど…
気に入ってもらえるかしら?」
省吾にマフラーを差し出すと省吾は
「こんな素敵なマフラー…
何物にも代えがたい
素晴らしいプレゼントだ。
淳ちゃん、ありがとう…」
「旦那様、由美からはこれです。」
由美が差し出したものは
好きな刻み煙草の煙草入れだった。
「これは…
滅多に手に入らない物だな。
由美君、これを手に入れる為に…?」
「そんなに大したものではありませんよ。」
ゆみが微笑んで省吾を見つめている。
「二人とも…
今年の誕生日は素晴らしいものになった。
ありがとう…」
頭を下げる省吾を見て二人はにこにこと
微笑んでいた。
しばしの間、三人は省吾の誕生会を楽しんだ。
「では、旦那様…
私はこれから会議がありますので…」
由美はそう言って客間を出ていった。
「会議…ですか?」
「由美君には秘書も
やってもらっているんだ。
大抵の会議には私の代理として
由美君に出て貰っているんだよ。」
「そうですか…」
「優しそうに見えて…
由美君は頭の切れる
素晴らしい秘書だ。」
「分かるような気がします…」
淳は優子を思い出していた。