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淳、光と闇
第7章 小さな命 武への愛
普段は夜の外来は保安上の理由で

立ち入りは禁止だったが

さゆりのはからいで

今日だけ特別に

立ち入る事を許可してくれた。

「ここって…?」

「外来よ。
普段はこの時間は
来る事はないわね?」

「ないよね…」

二人は外来の椅子に並んで座った。

「二人っきり…」

武が真っ赤になっている。

「まぁ…」

淳は武の体を

引き寄せてくっついて座る。

「お姉ちゃん…」

「なぁに?」

「俺…幸せだ…」

「お姉ちゃんもよ…」

「あのね…」

「なぁに?」

「俺…お姉ちゃんの…
裸を見たい…」

「は??私の?」

「うん…俺…
たまに…お姉ちゃんの…
裸を想像して…するの…」

「まっ…」

確かに武は思春期真っ只中。

自分の裸を想像するのも分る。

しかし、ここまではっきり言われると…

「武ぃ、お姉ちゃんの裸を…
想像して…何してたわけ??」

軽く武を睨む淳。

「あのね…
お姉ちゃんの裸を想像して…
やっぱり恥ずかしいから
言わない。」

「何よ?言いなさい!!」

「嫌だ、恥ずかしいから…」

「隠し事は良くないよ?」

「だって…言えば…
お姉ちゃんに嫌われる…」

それを聞いた淳は武を抱きしめて

「嫌いになんて…
絶対に…ならないわよ?」

優しく武に言う。

「お姉ちゃん…
俺…想像して…
オナニーしてた…」

「ちゃんと…出来ましたか?」

「あの…気持ちよくて…
白くて…
べとべとした物が…出た。」

「それが出たとき…
どうだった?」

「凄く、気持ち…良かった…」

武は真っ赤になって答えた。

「あぁぁ、これで…
お姉ちゃんに嫌われた…」

絶望が武を襲った。

「武ぃ…」

「な、何??」

武は淳に怒られると

思って体をすくめた。
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