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第6章 看護師 道子の場合

「もう…怒りますよ？勉さん？」

道子は怖い顔で勉を覗き込んだが…

これがまずかった。

勉は道子の顔を手で押さえて

いきなり道子の唇を奪った。

「きゃ！！むむむ…」

強い力が道子の顔を押さえ込み離れない。

やっと口を離して

「何をするのですか！！？」

怒る道子だが勉は

道子を捕まえてベッドに押し倒した。

「きゃぁぁ！！何するの？やめて！！」

ベッドに押し倒されて道子は慌てた。

勉は強い力で道子を押さえつけて

「今日、俺が外泊しなかった理由…
それはこれだよ？」

笑いながら道子に言った。

勉はここの病院に週末バイトに来る看護師が、

評判の美人だと言うことを知っていた。

それで誰もいなくなる今週を

ずっと待っていたのだ。

「や、やめて！！」

手を押さえつけられた道子は慌てた。

自分を襲う為にずっと様子を見ていた勉。

道子は激しく抵抗したが力では勝てなかった。

勉は道子に馬乗りになって

「諦めてね？」

「嫌！！嫌よ！離して！！」

激しく抵抗する道子。

すでに病院は鍵をかけて

外部からは入ってこれない。

それに電話は病室にあるはずもない。