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職業別短編ストーリー
第8章 姉弟 柚木の場合


「瞬、お風呂沸いたわよ?」

「ほい…」

「姉ちゃん先に入ったから…
後はお願いね?」

「分ったよ…」

風呂は準備が柚木で

後片付けは瞬の仕事だ。

瞬は脱衣場で服を脱ぎ始めた。

「あれ…??」

瞬は脱衣かごに柚木の下着が

入っているのに気が付いた。

「姉ちゃん…忘れてるし…」

瞬は何気なく柚木の下着を見て

ドキッとした。

それは…

ハイレグのパンティだ。

「す、凄い…
姉ちゃん、こんな下着…
いつもつけてんの?」

暫くパンティを眺めている瞬。

「あ、やっぱり…
って、こら瞬!!
何見てんの!!
返しなさい!!」

慌てて瞬からパンティを取り上げて

真っ赤になって瞬を睨む。

「へぇ…
姉ちゃん…
そんな下着着けてんだ?」

「ば、馬鹿ぁ!!
これは…たまたまよ…」

「今もそんな下着…
付けてんの?」

「そ、そんな事…
ないわよ!!」

真っ赤になって答える柚木。

「意外と色っぽいんだ。」

「姉ちゃんだって…
その気になれば…」

「そうだね…
近所の犬が喜ぶかも…」

「ゴン!!!」

「い、いでぇ!!」

「瞬!!」

「わ!訂正…
俺の学校でも…
姉ちゃん、美人だって噂だよ…」

頭を押さえながら瞬は言いなおした。

「訂正が…遅い!!」

「遅かった…」

「全く…早く…
お風呂に…
入ってしまいなさい。」

「ほぉい…」

瞬は柚木を見て

「ねぇ…姉ちゃん…」

「な、何よ?」

「久しぶりに…
一緒に風呂に入ろう?」

「はぁ…??
瞬、あんたいくつなのよ?」

「俺…花も恥らう18歳…」

「18にもなって…
お風呂に一人で入れないの?」

腰に手を当てて

笑いながら瞬を馬鹿にする。
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