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奪ってあげます。
第1章 逃げた鳥


「はぁはぁはぁ…はぁ……」


息を整えながら近くの公園で水を飲む



(こ、怖かった…先輩たちギラギラしながら私を見てたな……)


明日、学校で何もされないかなと不安に思いつつベンチに座った


時計を見ると門限の10分前、17時50分



(やばっ!)


ベンチから立ち上がり再び走ろとした時、前を見てなかった私は人にぶつかってしまった






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