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奪ってあげます。
第1章 逃げた鳥
「わっ」
(こ、転ぶ…っ!!)
と思ったら力強く腕を引かれ温かなぬくもりに包まれる
「あっ!す、すみません!!」
「大丈夫ですか?」
「は、はい!」
ぱっと離れ顔を見上げる
「あ…」
「よかった追い付いて」
「お、追いかけて来たんですか?」
「ええ、どうしても貴女にお礼がしたくて」
「い、いいですよ!それに私も学生手帳を届けてもらいましたし」
「いえそうはいきません」
「本当に大丈夫ですから」
時計を見ると門限の時間は過ぎていた